「manoma(マノマ)」はソニーが手掛けるスマートホームサービスです。
スマートホームに必要な機器を手軽に揃えられるほか、固定回線の代わりにインターネット回線としても利用できます。
最近ではCMも話題ですが、そもそもスマートホームがどのようなサービスなのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
今回はmanomaのサービス内容や料金プラン、評判について徹底解説します。
manomaの契約を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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1. manomaって何?
manomaはソニーが提供するスマートホームサービスです。
スマートホームはさまざまな家電をインターネットにつないでコントロールできるシステムのことを言います。
通常、スマートホームを利用するためにはインターネット回線と、センサーやスマートリモコンといったデバイスを揃えないといけません。
manomaはこのスマートホームとWi-Fiルーターが1つになったサービスです。
manomaを契約するだけで、手軽にスマートホームを導入できます。
manomaで出来ることの一例は以下の通りです。
- スマホで子供やペットの様子を見守る
- 玄関の鍵をスマホで開閉する
- 外出先からエアコンなどの家電を操作する
- センサーが侵入者を検知したら大音量で警告&スマホに通知する
また、manomaはオプションでSIMカードを契約できるので、光回線やポケットWi-Fiの代わりにインターネット回線として使うことも可能です。
1−1. わかりやすい料金プラン詳細
manomaの料金プランは全部で5つです。
- シンプルプラン
- トータルプラン
- スタンダードプラン
- スマートロックプラン
- スマートロックプラン(D)
このうち、WEBから通常申し込みできるのはシンプルプランとトータルプランの2つのみです。
manomaの主流プランでもあるので、これからmanomaを使う場合はシンプルプランかトータルプランから選びましょう。
それぞれのプラン料金について詳しく解説しますね。
1-1-1.シンプルプランの料金詳細
シンプルプランはWi-Fi機能を搭載したAIホームゲートウェイと室内コミュニケーションカメラがセットになったプランです。
スマートホームの入門として最低限の機能を試しに使いたい人や、manomaをWi-Fiルーターとして使いたい人に向いています。
シンプルプランの月額料金をまとめました。
契約期間 | 月額料金 |
---|---|
利用開始月 | 0円 |
2~7ヶ月目 | 990円 |
8~13ヶ月目 | 1,980円 |
14ヶ月目以降 | 3,580円 |
manomaをインターネット回線(Wi-Fiルーター)として使う場合は月額2,000円の「nuroモバイルHome Wi-Fi(M)」オプションに加入しないといけません。
オプション料を含めた月額料金は以下の通りです。
契約期間 | 月額料金(オプション料込) |
---|---|
利用開始月 | 0円 |
2~7ヶ月目 | 2,990円 |
8~13ヶ月目 | 3,980円 |
14ヶ月目以降 | 5,580円 |
契約から半年間は2,990円、半年~1年目は3,980円と、インターネット回線としてはかなり安く利用できます。
ただし、14ヶ月名以降は5,580円になり、一般的な光回線と同じかむしろ高額です。
スマートホームサービスとしては手ごろですが、インターネット回線として使いたいだけなら割高と言わざるを得ません。
1-1-2.トータルプランの料金詳細
トータルプランはシンプルプランの機器に加えてセンサーやスマートリモコンといった機器がセットになったプランです。
- AIホームゲートウェイ
- 室内コミュニケーションカメラ
- スマート家電リモコン
- Qrio Lock
- 開閉センサー(3組)
- Qrio Hub
- Qrio Smart Tag(2組)
スマートホームに必要な機器が一通り揃うため、別途購入する手間が省けます。manomaで本格的にスマートホームを導入したい人におすすめです。
トータルプランの月額料金は以下の通りです。
契約期間 | 月額料金 |
---|---|
利用開始月 | 0円 |
2~37ヶ月目 | 3,980円 |
38ヶ月目以降 | 3,580円 |
トータルプランでもmanomaをインターネット回線(Wi-Fiルーター)として使う場合は月額2,000円の「nuroモバイルHome Wi-Fi(M)」オプションへの加入が必要です。
契約期間 | 月額料金(オプション料込) |
---|---|
利用開始月 | 0円 |
2~37ヶ月目 | 5,980円 |
38ヶ月目以降 | 5,580円 |
セットになっている機器が多い分、37ヶ月目までの月額料金はシンプルプランより高いです。
38ヶ月目以降はシンプルプランと変わりません。
スマートホームを本格的に導入し、長く使うつもりならトータルプランでもいいでしょう。
1−2. 初期費用や解約金詳細
続いて、manomaの初期費用や解約金についてまとめました。
初期費用 | 工事費 | 解約金 |
---|---|---|
3,500円 (特典で無料) |
シンプルプラン:無料
トータルプラン:16,800円 |
なし |
manomaの初期費用は3,500円ですが、特典により無料です。
工事費はプランによって異なります。
シンプルプランはそもそも工事が必要ないため無料です。
トータルプランは工事費を36回の分割で支払いますが、工事費相当額を月額料金から割り引く特典があるため実質無料になります。
気になるのが解約金ですが、manomaには最低利用期間がないため解約金もありません。
契約期間を気にしなくていいのはうれしいですね。
1−3. 気になる速度制限について
manomaをインターネット回線として使う際に気になるのが速度制限ですよね。
manomaは月間のデータ通信量は無制限です。
どれだけ使っても、速度制限にかかることはありません。
ただし、直近3日間で10GB以上使うと制限がかかります。
WiMAXなど一般的なポケットWi-Fiと同じ制限ですね。
高画質な動画を視聴する人やオンラインゲームをする人、パソコンで大容量ファイルをダウンロードするような人はこの直近3日制限にかからないよう、注意しないといけません。
MANOMAを選ぶメリット4つ
1.セキュリティや家電制御などを1つのアプリで管理できる
スマートホームは多くの機器で構成をされているため、バラバラに導入をすると、機器管理・操作用のスマホアプリが数え切れないぐらい増えます。
すぐに操作したいのに、アプリを探すのに四苦八苦したこと、ありますよね。
MANOMAはセキュリティや家電制御などをMANOMAアプリ1つで行うことが可能。
管理や操作が1つのアプリで全てできるのは、操作の度にアプリを探すこともなくなって、とても便利です。
2.Amazon Alexaを搭載している
MANOMAはAmazon Alexaを搭載しています。
家電制御だけでなく、いろいろなニュースやラジオを聴いたり、クイズやゲームで遊んだり、レシピやグルメ情報を確認できますよ。
アラームのセットやAmazonでのショッピングなど、日常生活に役立つ機能もあります。
声で指示するだけで家事や調べものがはかどるので、時間の節約につながりますね。
3.通信事業者の指定がない
MANOMAはネットワーク接続ができる環境が必要になります。
こういう場合、決められた通信事業者との契約を結ぶことになり、現在のものを解約するなどの手続きが必要になることが多いですよね。
ですが、MANOMAは、通信事業者の指定はありません。
ネットワーク接続ができる環境があれば、どの通信事業者でも大丈夫です。
ネットワーク接続ができる環境ではない場合、NTTドコモが提供するnuroモバイル Home Wi-Fi (M)を同時に契約可能。
後日、nuroモバイル Home Wi-Fi (M)のみを解約することもできますよ。
4.大規模な工事は不要
MANOMAの機器の設置には大規模な工事は必要ありません。
カメラだけはネジで壁に止める必要がありますが、それ以外の機器は置くか貼りつけるだけです。
機器の設置や設定は、セットアップガイド(PDF)にていねいに書かれています。
設定に不安のある方には、遠隔サポートを含めた使い方の相談が電話でできる「MANOMA解決サポート」。
専門スタッフが自宅に訪問して使い方相談やトラブル対応をしてくれる「MANOMA訪問サポート」があるので、機械を触るのが苦手な人でも安心して始められます。
留守中もセキュリティばっちりで安心
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MANOMAを選ぶデメリット3つ
1.インターネット環境が常に必要
MANOMAは自宅で常にネットワーク接続ができる環境が必要になります。
まったくネットワーク接続ができない場合や、ポケットWi-fiなど外へネットワーク機器を持ち出してしまう場合は利用できなくなります。
常にネットワーク接続ができる環境ではない場合、NTTドコモが提供するnuroモバイル Home Wi-Fi (M)を同時に契約できます。
後日、nuroモバイル Home Wi-Fi (M)のみを解約することもできるので、引越しと同時にMANOMAを始めたい方は、一緒に申し込むことをオススメします。
2.利用するために工事の立ち会いが必要
MANOMAの機器の設置には大規模な工事がいりませんが、機器の設置や設定のために、工事の立会が必要となります。
工事は2時間ほどで終わりますが、日程調整をして、予定を空ける必要があるので、余裕を持って、申込みましょう。
3.支払いはクレジットカードのみ
支払いはクレジットカードのみで、銀行振込などの支払い方法はありません。
利用できるカードはVISA、Master、JCB、Diners、American Expressの5ブランドで、国内発行のクレッジットカードのみとなっています。
持っていない場合はクレジットカードの作成から始める必要がありますね。
留守中もセキュリティばっちりで安心